クラスター発生を踏まえた 現在の対応状況と感染拡大防止への取り組みについて

 5月2日に判明した、市内のカラオケを伴う飲食店におけるクラスター関連で、現在の対応状況と、さらなる感染拡大防止への取り組みについて、市民の皆様にお知らせいたします。

 今回のクラスター関連では、本日(5月4日)現在、少なくとも17人の陽性者が確認されています。 
 県では、クラスターの発生した飲食店の店名を公表し、4月20日から26日までの間にこのお店を利用した方の把握に努めています。
市としても、クラスター関連で不安をお持ちの方に、無料のPCR検査を5月3日から行っております。5月4日時点で、132件の検査を行い、1件が陽性でした。クラスター関連で不安のあった多くの飲食店関係の皆さんが、この検査を受けております。 
 市では、1日でも早く今回のクラスターに伴う感染拡大を食い止めるべく、市内経済団体や飲食業組合の方々とも直ちに協議を開始し、「飲食業組合島田支部」に加盟されている飲食店の店主及びその従業員を対象に、無料のPCR検査を実施します。
 ただし、ここで注意が必要なのは、PCR検査は、検査をした時点におけるウイルスの感染状況を示すものであり、たとえ陰性であっても、明日以降、それが安全であると保証するものではありません。 

 4月下旬以降、感染力の強い変異株が、陽性者全体の半数を超えています。変異株は、従来のウイルスに比べて感染力が極めて強く、全ての年齢層で重症化しやすいと言われています。
 島田市においても、変異株かどうかは不明ではあるものの、感染力が強くなっているという実感があります。
今こそ、変異株のまん延を避けるために、これまでの感染予防対策を強化すべき時です。

 いま一度、お願いいたします。

 市民の皆さま全てが、「感染しない、感染させない」という意識を強く持って、必ずマスクを着用し、手洗い・消毒を徹底し、室内の換気やマスク会食等の感染予防策を確実に行ってください。変異株は、飛沫感染だけでなく、接触によっても感染が起こります。多くの人が使うドアノブやテーブルなどの共用部分を、こまめに消毒することも、有効な対策です。 
 発熱・咳・味覚の異常など、体調に異変を感じたら、すぐに、かかりつけ医に相談してください。
 繰り返しのお願いになりますが、クラスター発生に伴い、特定の飲食店や関係者の方々への誹謗中傷は、絶対に行わないようにしてください。

 よろしく、お願い致します。

                令和3年5月4日

          島田市長 染谷 絹代